高崎市立図書館、樋口毅宏氏の新刊『雑司ヶ谷R.I.P』受け入れを半年間延期。著者の意向受け

[ 2011/05/13 ]

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作家・樋口毅宏氏が自身の新刊の貸し出しの猶予公共図書館に要望していたことを受け、群馬県の高崎市立図書館が同書を刊行から半年経過後の8月25日以降に受け入れ、貸し出しをすることを決めた。

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問題の新刊『雑司ヶ谷R.I.P』は、今年2月25日に新潮社から刊行された。同氏のデビュー作『さらば雑司ヶ谷』の続編である同書の文末には以下のような文章が記載されている。「公立図書館のみなさまへ この本は、著作者の希望により2011年8月25日まで、貸し出しを猶予していただくようお願い申しあげます。」

今回の高崎市立図書館の措置は、この要望を受けたもの。同図書館はホームページ上に掲載した「「雑司ヶ谷R.I.P.」の取り扱いについて、 「高崎市立図書館の見解」と題する文書で、図書館での貸し出しに対する著者への補償としての公共貸与権がわが国において実施されていない現状などに触れ、今回の措置に到った経緯を説明した上、「本を愛し、継続的に作品が生み出されることを私たち図書館員は願っています。今回の樋口氏のなされた問題提起に関しても、これを契機に継続的に議論がなされ、誰もが快適に本を書き、読み、知識を広める土壌が広まる環境が整うことを願っております。」としている。

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