日本はすでに電子書籍大国 市場規模は610億円

[ 2010/11/19 ]

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株式会社矢野経済研究所は、国内電子書籍市場についての調査結果を公表した。事業者売上高は2009年度が610億円(前年度比119.6%)とし、2010年度は670億円(同109.8%)と推計した。

iPad

この調査は携帯電話、PC/PDA、電子書籍リーダー向けに配信される電子書籍コンテンツの事業者売上高をベースに算出したものである。

2010年は「電子書籍元年」と呼ばれる。今年5月に発売されたipadが電子書籍市場の牽引役となったからだが、日本はすでに「電子書籍大国」との声もある。というのは数年前から出版社は旧作マンガを携帯やPCに配信しているからである。現状としては携帯電話(スマートフォン含む)向けが大半を占め、これからは電子書籍リーダー向けのコンテンツが充実し、さらなる市場拡大へと向かうことだろう。

出版業界ではこれまで作家が出版社と仕事をし、印刷会社、取次会社、書店と書籍誕生までに複数の会社が関わってきたが、電子書籍市場の拡大により、作家が直接市場に作品を出すことができることも可能になるかもしれない。ゆえに、これまでのビジネスモデルに変革が起きることは十分に考えられるだろう。一方、出版不況の、出版社の編集者は生き残りのためにも、これまでよりも総合的な力が問われる時代となる。

なお、2011年度は720億円、2012年度は880億円と、さらにその後も電子書籍市場は成長すると見込まれている。

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